2014年11月28日金曜日

ヘリテージマネージャー講習会 vol2




今年も残すところ約1か月となりました。



先月行われたヘリテージマネージャー講習会の報告です。



今回は富山の民家建築というテーマで、



富山の民家を個人で研究されている佐伯安一さんに講義をいただきました。



民家といっても、その形態から様々な型がよみとれます。



間取りや屋根の形など、地域の習慣や気候条件がその形態に反映されています。



近代建築の有名な建築家、ルイス=サリヴァンの言葉で、



私も好きな言葉ですが、



「形態は機能にしたがう。」



まさにそのことが表れているのが民家です。




間取りでは特に座敷の形態に地域の色があらわれているそうで、



仏事のときにどのようにお坊さんや家主が並ぶのかということが反映されているそうです。



共通しているのが、寝室などの個室が奥に構えていることでした。




屋根の形態には、入母屋屋根がほとんどですが、入母屋屋根の角度は呉東と呉西で



違っており、特に氷見では能登の特徴が色濃く反映されているそうです。




砺波地方は独自の形態があって、砺波だけに寄棟屋根があったそうです。



その理由として田園風景があるそうです。



田園地区は、その名の通り建物の周りが田になっているので



風を遮る建物が少なく、自分たちの住まいが直接風にさらされるので、



風の力を受け流すように妻壁をなくした結果にできあがった形態のようです。




まさに先人の知恵というか、歴史に学ぶのはとても勉強になります。




文化財保護の修復・保護の概要講義の様子。

2014年11月17日月曜日

ヘリテージマネージャー講習会



いよいよ寒くなってきましたね。



冬の到来も間近といったところです。



私は先月から、ヘリテージマネージャー講習会に参加しています。



ヘリテージマネージャーとは、



「地域に眠る歴史的な文化遺産を発見し、



保存し、活用し、地域づくりに活かす能力を持った人材」のことです。




歴史的な文化遺産とは、国指定や県指定の重要文化財などのことで



今回の講習では主に建築物を取り扱って講義をうけています。



地域に眠る文化遺産なので、歴史的に重要でも文化財として指定されていないものの発掘


も含まれています。



建築業界の方々であれば真っ先に頭をよぎるのが建築基準法との兼ね合いだろうと思います。




実際、基準法で適用除外されているものは国指定文化財に限られるらしいのです。



でも、地域にはたくさんの歴史的に価値のある建物がまだ残っています。



条例や、設計手法などをたくさん学んで、



真剣に取り組んで価値ある建物の保存に役立てようと思っています。




開会式の様子です。
高岡市長からも激励のお言葉をいただきました。


























2014年10月14日火曜日

万葉茶会





二週連続の台風となりました。



市内の小中学校は今日は休校となったみたいですね。



午後からは台風一過のおだやかな天気となりました。







さて、先週のことになりますが、



高岡市の古城公園では万葉朗唱の会が3日間行われていました。



朗唱の会とは、市内の方々が夜通し万葉集をうたいつづけるという



風情のあるイベントです。



まだ私が20代のころに、友人が参加するというので



夜中の3時ごろに見に行った記憶があります。




その3日間の間、高岡市の体育館ではイベントに合わせて



お茶会が開かれており、私もそのお手伝いに行ってまいりました。



お茶会の様子。






















席は立礼席(りゅうれいせき)で、主にお茶菓子やお茶のお運びのお手伝いでした。



体育館のスピーカーからは、朗唱の会でうたわれている歌が流れ、



何とも風情のあるお茶会となっておりました。



2014年10月7日火曜日

高岡クラフト市場街





おはようございます。



台風一過の一日と言うにはパッとしないお天気です。



今日は目ざましテレビの占いランキングが1位だったので



何かいいことがありそうな予感がします ^^;



先週、わが街高岡では、地元工芸家が主催する高岡クラフト市場街がおこなわれていました。



その中で、高岡大和の屋上にはお茶室も作られており、さっそく行ってきました。








虚象庵の外観です。
地元企業の三協立山アルミさんの外装です。















この茶室は ”虚象庵”と名付けられており、



その名の由来は、床の間のお軸にあるように、「嘘のもの」 つまり偽物であつらえたもの。



という意味だそうです。



下の床の間の写真の垂れ壁も大理石に見えますが、実は合板にペイントしたもの。



僕もすっかり騙されてしまいました^^;



ちなみにこの茶室は一畳大目下座床。


客は3人まで入れます。炉はありませんでした。



「嘘」のお軸。
この茶室のテーマです。























嘘というと聞こえが悪いですが、今回の茶室のテーマは「少し崩したもの。」という意味で、



茶事ということを意識せず、気軽に楽しんでいただこうということらしいです。



風炉の釜は畠春斎さんの作で、銘は面取釜。



岩のようにごつごつとした表情の釜で、あまり茶事には使わないようなものでした。



茶杓は大振りな茶杓に卵の殻を貼ったモダンなものでした。



このあたりにこの茶席のテーマがうかがえます。




点前の設え。
畳の模様も市松模様と変わっています。
 
























路地に見立てた屋上デッキには、
市内の作家さんのオブジェもありました。























モダンな茶室は斬新で、出江寛さんの茫々庵を思い出しました。



お茶もお菓子もたいへんおいしゅうございました。









2014年9月17日水曜日

民家見学~時國家(重要文化財)~



敬老の日の月曜日



能登半島の時國家(下時國家)へ行ってきました。



時國家の初代は、1185年の壇ノ浦の合戦に敗れた



平家の生存者最高重臣、平大納言時忠だそうです。



建物には、釘隠しなどいたるところに平家の家紋が施された設えがありました。



二代目からは農耕を営み、時国村を成したとされています。



建物は木造平屋建て、茅葺き入母屋造りです。



入口に入ると、太いケヤキの漆塗り大黒柱(450ミリ角)が入場者を迎えているようでした。



柱に支えられる梁もまた、太く力強い雰囲気を漂わせていました。



時國家についてはこちらから>>時國家HP



最近の住宅は柱というものの存在が薄れているように思います。



単に住宅の壁が大壁造りになったからなのか。



和室を設ける世帯が少なくなったからなのか。



住宅の生産がプレカットに移行したからなのかはわかりませんが。
(梁などの丸太材はプレカットのラインに乗らない。)



一般家庭でも”大黒柱”という言葉をあまり聞かなくなったように思います。
(家庭における男性の力が弱くなったから^^;?)



大黒柱には構造上の性質以上に



住まいの中の小さな拠り所としての意味として



人間の精神性にも深くかかわっているのではないかと思うのです。



前回のブログでも紹介した瑞龍寺にも太い柱が室の中ほどにありました。



建築の中の柱というものをもう一度見直してみようと思いました。






















2014年9月9日火曜日

瑞龍寺写真展



日曜日に高岡の瑞龍寺にいってきました。



ちょうど建築写真家の小川さんという方の写真展が行われていました。



何回も行っているはずの瑞龍寺ですが、



改めて写真で見ると、柱の力強さや



回廊の連続した垂木のシークエンスの美しさに見とれてしまいました。



小川さんは元雑誌「新建築」の写真部に在籍された建築写真家だそうで、



現在はフリーで活躍されておられるそうです。



一度見ただけなのにファンになってしまいました。(笑)





瑞龍寺大茶道室での展覧会の様子。

2014年9月3日水曜日

書籍紹介 「断熱・気密のすべて」




9月になり、過ごしやすくなりました。



事務所の本棚を整理していたところ、



以前読んだ本の背表紙が目に付いたのでご紹介します。



南 雄三 氏著 「断熱・気密のすべて」



書籍についてはこちら >> 南 雄三著 「断熱・気密のすべて」 (amazonサイトに飛びます)



という書籍です。



過去に著者の講演会にも参加した経験がありますが、



本の内容と同じでとても朗らかな方でした。



さて、肝心の内容ですが、



断熱や気密はもちろん、結露や換気計画など、



おそらく建築士の方々ならすでに勉強済の知識ではないかと思いますが、



一般の方にもとてもわかりやすく書いてあります。




特にこれからの住宅の考え方は



私も著者の考え方には賛同する部分もあります。



特に、



断熱・気密を充実させながら、自然環境を享受できるパッシヴデザインを追求している。



という部分です。



断熱・気密を充実させるということは、



高断熱・高気密住宅を推奨しているということではありません。



しかし、私は断熱と気密は切っても切れない関係にあると考えています。



ただしそれは空間としての断熱・気密ではなく、



壁本体の性能としての断熱・気密という意味です。



科学的に言うと、断熱材の中に風が通ると断熱性能が損なわれるので、



壁内は気密化が良いと考えています。



そして空間(部屋)の窓は、



風を取り入れ、季節を享受できるように開けたり閉めたりすればよいと思っています。



自然風で得られる涼しさやすがすがしさの快適性は、



エアコンで得られる涼しさでは味わえません。



自然風のほうが気持ち良いので、



私は車を運転するときはほとんどエアコンをかけずに、



窓を開けて自然風のみで運転しています。



信号待ちの時は灼熱地獄ですが。。。^^;











2014年8月29日金曜日

規格住宅と注文住宅の違い



ようやく涼しくなり、日が落ちるのも早くなってきた今日この頃。




昨日、嫁さんから聞いた話ですが、




現在知り合いが規格型の住宅を建築中らしいのですが




設計の時にいくつか希望を伝えても




「できません。」




の一点張りだったそうです。




何を希望されてそうなったのかは聞いていないので、




詳しくは何とも言えないのですが




結局その方が家づくりに参加できたのは




壁紙の色や外装の色を決める時だけだったそうです。




その話を聞いた私は悲しくなりました。




規格住宅だからしょうがないと言えなくもないですが、




一生に一度のイベントにそれだけしか参加できないのは少し悲しいです。




ざっくり言って家のコストは




坪単価 × 坪数(延べ面積)





で考えられます。( 単純にはいきませんが^^; )




坪単価は簡単に言えば使う素材のグレードや設えの細かさなどに比例しますが、




多少設えが細かくなったとしても




コストに大きな影響があったことはありません。




たとえば壁に飾り棚のニッチがほしいとか、




クローゼットの棚を一段増やしたいなど。




坪単価を抑えれば、その分大きな住宅を得られますが、




総予算の中で、何が必要で何が不要か整理できれば




でできる限り予算に近づけることも可能なはずです。




まぁ、そのあたりの打ち合わせにかかる人件費までも削ったのが




規格住宅と言えなくもないですが。




家づくりという言葉は、単に家を建てるということのみを指しているのではありません。




その過程で悩んだり、楽しんだり、夫婦で話し合ったりなど、




実際に形になるまでの時間すべてが家づくりというふうに思っています。




そういえば所員時代の恩師に




「生む苦しみをたくさん味わいなさい。」




と言われたことを思い出しました。^^;




その苦しみを味わった分だけ、満足が生まれるのかもしれません。^^;




建主さんにそんなことを言うと、




「お金を出して苦しむのか?!」




とお叱りを受けるかもしれませんね。^^;




とにかく、せっかくの家づくりですから、




建主さんには思う存分楽しんでいただきたいと思っています。




過去に一度、建主さんに




「松本さんって、楽しそうに仕事しますね~。」




と言われた経験があります。^^;




一番楽しんでいるのは私かもしれませんね。。。^^;




すみません。^^;




2014年8月1日金曜日

健康住宅 -CASBEE健康-



夏真っ盛りですね!



じっとしていても汗がでてきますが、



汗をかくのは苦手ではないので



暑くても気分が高まっていて逆にはかどります (^^)





さて、昨日久しぶりにIBEC(建築環境省エネルギー機構)のHPを見ました。



IBECはおそらく日本建築の省エネを推進する中心的機関で、



私も登録しているCASBEE戸建やそのほか省エネや環境に関する



様々な研究を行っている機関です。



IBECについてはこちらから>>IBECのHP





ちょっと面白いページを見つけたのでご紹介いたします。



その名も 「CASBEE 健康」





CASBEE(キャスビーと読みます。)とは、



住宅や建築を環境指数を用いて建築そのものの環境性能がどれくらいであるかを


ランク付けするものです。


CASBEEについてはこちらから>>CASBEEのHP






それでCASBEE健康とは、



WEB上でアンケート方式で現在住んでいる住宅の感想をチェックしていくツールで



最終的にその住宅がどれくらい住んでいる本人に快適性や健康をもたらしているかを



感覚的に理解させてくれるツールです。




登録も名前の送信も必要ありませんので、一度試してみられると面白いですよ(^^)


CASBEE健康についてはこちらから>>CASBEE健康ページ






ありがとうございました。





2014年7月26日土曜日

塩融ける?



暑くなりました。


いよいよ夏の到来でしょうか。




事務所の玄関前には商売繁盛を願って



いつも盛り塩をおいてあるのですが、



今朝事務所に来るとお皿に水が浮いているではありませんか!(+_+)



誰かのいたずら?



湿度が高くなったせい?



何かの予兆?




お皿に水が浮います。
良い兆しだとうれしいのですが。。。





























塩が水になるのをあまり聞いたことがないので気になります。。。。






2014年7月18日金曜日

子どもと建築

 

私ごとですが、今年の3月に第一子が誕生いたしまして



日々成長が目に見えてくる今日この頃です。




先日ようやく寝返りができるようになりました(^^)






勢い余って布団から落ちています^^;























だんだんとジッとしている時間が少なくなり、



こうなってくると目が離せなくなってきました^^;






自分も親になってみて



かつて建主さんが階段手すりの開放性の心配をされたり



建物や家具の角に気を配られていたりされていた気持ちが何となくわかるようになってきました。




去年、川口通正先生に


「子育ても建築の勉強になるよ。」


と教えていただいたことがようやく実感となってきました^^;




子育て一年目、仕事につながる発見も多いです。



小さな子供の目線でもっともっと細部に目を配らなければいけませんね^^;


























2014年7月10日木曜日

富山県の茶室めぐり


いよいよ暑くなり


夏らしくなってきました。



7月5日 土曜日


富山県建築士会主催の「富山の茶室見て歩き」に参加してきました。



去年の第1回目から参加しておりますが、



どの茶室も多種多様でそれぞれ工夫が凝らしてあって面白いです。



今回は、富山市の経堂にある「旧広瀬邸」のお茶室。



広瀬邸はかつて銘木商の社長宅であったところに作られた茶室。



銘木商らしい、珍しい木材が使われておりました。



また北陸の気候に即した設えとして、



土間庇内部に手水があり、雪や雨の時でも濡れずに手水が行えます。



アプローチの植栽が
静かな佇まいを表しています。
























旧広瀬邸は現在「長江茶寮」として飲食店となって一般的に公開されています。



茶室部分は交渉次第だと思いますが。。。





寄り付きから見る庭。
窓が丸く切り取られています。


























2014年6月13日金曜日

ラジオ高岡初出演!!



6/13(金)のPM14:00から


ラジオ高岡さんの 「 ガンディひろたと愉快な仲間たち 」 というラジオ番組に


縁あって出演させていただきました。(^^ゞ


ラジオ高岡さんのHPはこちら>>ラジオ高岡


たぶん今日いっぱいはトップページに放送中の画像が貼られています。




初のメディア出演はとっても緊張しましたが、


楽しく貴重な体験させていただきました。




自分の仕事のことや世間話など、


パーソナリッティーの相本さんに色々と引き出していただいて、とても助かりました。


相本さんのオフィシャルサイトはこちらから>>相本商店



さすが元アナウンサー。話がとっても上手ですね!


放送中の様子です。
左が相本さん、右の奥がひろたさんです。

















まだ心臓がドキドキしています。。。。。(^^ゞ







2014年6月3日火曜日

スキップフロアとピット



リビングやダイニングに変化をもたらす場合にいくつか方法がありますが


そのひとつに床に段差を設けて高さの変化をつける方法があります。


お互いを間仕切るのではなく、視覚によってゆるく仕切る方法です。




最近はよく見かけますが、単に段差を設けて変化をつけただけというのも見ます。


特に床高を変化させるときに注意したいのが、


建てた時はが段差があることが面白いと感じていたけど、


年を取ってきてから段差が不便になるということ。


同一フロアで床高さに変化をつける時はその旨を十分に理解いただきたいと思います。




その中でも、これならデメリットを超えて気持ちの良い空間になっていると感じたのが、


去年の秋に行った長野の”星のや”の客室でした。


”星のや”ではソファースペースのみ下がっています。

手前がベッドスペース
























上の写真で、収納家具の奥がリビングのソファースペース。


ベッドスペースの床とは450mm程度下がっています。




一段上がったところからの眺め




ソファーからの眺め

























上のレベルからは俯瞰した外への眺望が得られます。


そして下へ降りたレベルからは視線が外に接近した臨場感のある眺めが得られます。


眺望の変化はレベル差を設ければ得ることができますが、


この場合、スキップフロアというよりはソファーピットというべきでしょうか。


さらにソファーピットと歩行スペースには人が軽く腰かけることができる高さ(500mm程度)


の手すり(?)が設けてあって、ソファーピットの壁となっています。




スキップフロアとピットでは、同じ段差なのに何が違うのか。


ソファーピットでくつろぐことで初めて理解できたのですが、


1) 背後に高い壁ができるので背中が守られている安心感があり心地よい。


2) 背中が壁なので背後に空間が無い感覚をおこさせ、外の景色に意識が集中しやすい。


という2つの効果があるのではないかと思います。






見せかけではなく、星のやのように本当に心地の良いと感じるための空間づくりを


していきたいものです。





2014年5月23日金曜日

消費税率10%に向けて



消費税率が5%から8%に上がって2か月が過ぎようとしています。


この3%の差は結構大きいですね。


例えば3,000万の工事金額の消費税は


8%の場合で240万円


5%の場合で150万円


80万円の差がでています。


これが10%となると、300万円ですね。。。。


世間一般的な設計監理料と同じです(-_-;)




そこで、建設業界の消費税増税のスケジュールですが、


CASE1:2015年10月1日までに完成引き渡しができれば、現在の8%のまま。

  

CASE2:2015年10月1日までに完成引き渡しができない場合でも、

       2015年3月31日までに工事契約が行えば、現在の8%のまま。



ということになっています。


※注意!:2015年の3月31日までの契約とは、「工事契約 」ですので、設計者との

       「設計監理委託業務契約」とは異なります!

       つまり、設計期間を見込んだ計画が必要だということです!

       とくに設計事務所に依頼した場合は、全オーダーで計画する場合が多いので、

       設計期間を十分に見込んでおかれることをオススメします。



前回の5%に間に合わなかった!という人は一見、損した気分になりますが、


増税による景気低迷の心配もあり、国もしっかりその辺は抑えています。


住宅ローン控除が今まで最大2,000万円だったのが、8%に上がった4月1日から、


2倍の最大4,000万円まで拡充されました。


(※住宅ローン控除:新居に入居してから10年間、年末ローン残高の1%が所得税などから

  戻ってくる制度)


というわけで、消費税負担が増えても減税措置のおかげで トータル的にお得の場合もあります。


ただ、この恩恵を受けるのは住宅ローンの借入額が多く、年収の高い人に限られているようです。


私なんかはとてもこの恩恵を受けるような年収ではないです(T_T)


借入及び年収が少ない人だと、約0.9%というところでしょうか。。。。



詳しくはこちら>>財務省HP<住宅ローン減税制度の概要>



そこで、もうひとつのふたん軽減対策として、「すまい給付金」というのが4月からスタートしているようです。


(※すまい給付金制度:住宅を取得すると現金が支給される制度)


この制度は年収制限があり、年収が低いほどもらえる額が多いです。

(消費税8%の場合は最大30万円、10%の場合は最大50万円)



消費税とは直接関係ありませんが、親などからの資金援助、


つまり住宅取得に関する贈与税額が、2014年中に贈与されると、


500万円までは非課税となります。


贈与税には110万円までの基礎控除があるので、合計610万円までは非課税となります。


ただし贈与税については2014年までなので、消費税10%のときは適用されません。






昨年度末は建設ラッシュ(?)でした。


職人さんもなかなか確保できず、大変な現場もあったように思います。



たしかに増税は負担になりますが、一生に一度の大きなお買いものは、慌てず焦らずした方が


良いようですね。





2014年5月7日水曜日

事務所移転のおしらせ。


このたび、マツモトケイスケ一級建築士事務所は


下記に移転し、業務を行うことになりました。


これを機に、皆様の信頼にお応えできるよう倍旧の努力をしてまいる所存でございます。




今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。



新 住 所:富山県高岡市野村1143-1 カルムいわせ野 1-E号
電話番号 :0766-50-8224
E-MAIL:m.k.archi@rainbow.plala.or.jp
URL:http://www14.plala.or.jp/m-k-archi/


                    

2014年5月1日木曜日

家づくり学校修学旅行vol.3


家づくり学校修学旅行の最終日


訪れた場所は


成巽閣清香軒


松声庵と松向庵


鈴木大拙記念館



成巽閣清香軒は、前田家の奥方の御殿。


いたるところに女性的なしつらえが感じ取れます。


写真撮影はNGなので、HPにてごらんください。


成巽閣HPはこちらから>>成巽閣




そして金沢の重文茶室の松声庵と松向庵



中庭⇒茶室⇒奥庭へと視線がつながります。























松向庵では、中庭を挟んで2つの茶室が臨め、



写真ではわかりにくいかもしれませんが、



お互いが微妙にズレて配されており、



平行に向かい合った場合より奥行き感が感じられます。



松声庵・松向庵の詳しい案内はこちらから>>金沢の茶室案内







最後は鈴木大拙記念館です。



















こちらは先の3つの建築と違い、現代建築家谷口吉生氏による建物。



シンプルかつダイナミックな建築で、秀逸でした。



あいにくの雨でしたが、大人数での建築探訪は



様々な視点や意見が飛び交って楽しいですね。





今回はお隣金沢の建築を見て回りましたが、




同じ北陸の茶室でも、色気というか、雅な華やかさが感じられました。



富山の古建築は骨太の建築が多く、無骨というか力強さを感じます。



石川も富山と同じ雪国であるにも関わらず、



これだけ違いがでるのは、県民性そのものの違いでしょうか。



やはり建築と地域性は切っても切れないものですね。




2014年4月21日月曜日

自然素材の家づくりに最も重要なこと。




昨日、去年竣工した”陽筒”の




建具一か所の動きがわるいとのことで




経年のメンテナンスにいっていました。




(陽筒については弊社HPに記載>>陽筒



できるだけ職人の手によることにこだわってきた建物で




既製品の内部建具は一切使っておらず、建具職人によって製作しています。




又、それに伴う枠などの部材もすべて自然の木といいますか




大工さんが加工して製作したものです。




自然の木ですから、加工したあとも生きていますので




材の収縮は避けることができません。




不具合はメンテナンスによって調整できますので



自然のものがもたらしてくれるメリットや味わいに比べると



大した問題ではないように思っています。




陽筒は建て主様の自然素材へのこだわりから



自然のもの特有の性質をご理解いただいた上で完成しました。




自然素材の家は経年メンテナンスが最も重要です。



とはいっても、規格品ばかりの家でもメンテナンスの必要性はあります。






インテリアも上手に選ばれていて



関わった私も大変うれしく思っています。










家づくり学校修学旅行 vol.2



家づくり学校の修学旅行のつづきです。




加賀橋立保存地区に続いて次に行った場所は



中谷宇吉郎雪の科学館。



設計は世界的にも有名な磯崎新氏。



磯崎さんの建築は



大きな建築物が多いですが、



この建物は小ぶりな建築で



小さな建物しか設計したことがない私にとっては



とても参考になる建物でした。



3つの六角形の棟からなる象徴的な外観で


喫茶室からは白山と柴山潟が望める秀逸な建物です。


エントランスからの外観























建物前の広場ブリッジからの眺め






















この建物を訪れるのは2回目で、


以前訪れたのは確か社会人一年目の時だったでしょうか。




そのころと比べ、外観の汚れや劣化は否めませんが、


良い建築は時間がたっても変わらないなぁと実感しました。




2014年4月17日木曜日

建築のディテール。



昨日ふらりと寄った本屋さんで



タイトルに惹かれて建築知識のバックナンバーを買いました。






建築知識2月号





















かの有名な近代建築の巨匠、ミースファンデルローエが言うように


「ディテールには神が宿る。」と信じています(^^ゞ



日々勉強です。



ディテールには建築家の美意識が詰まっていると思っています。



空間をどう見せたいのか。


光をどう取り入れたいのか。


明るい空間としたいのか暗い空間にしたいのか。




今の世の中、建築雑誌などで誰でも自分好みの建築アイテムを簡単に知ることができますが、


単に雑誌で見たディテールの写真がかっこいいと思って作るのと違い、


ディテールと空間全体がどう絡み合うのかというところが建築家としての腕のみせどころ。





自分好みのアイテムを集めて組み立てた結果、全体としてぐちゃぐちゃになってしまった。。。


というのはよくある話。



さりげなく嫌味のない、デザインとしてのディテールではなく、

効果としてのディテールを大切にしたいと思っています。



2014年4月14日月曜日

瑞龍寺茶会



4月12日の土曜日




高岡市の国宝瑞龍寺にて県内4団体によるお茶会があり



僕も1日目の藪ノ内流竹風会の一員として参加してきました。



お茶会が開催されるとき、その裏方にはたくさんの人がもてなす準備をしています。



それを知るのもまた勉強と思い、お茶を習っています。



席主(席に立ってお道具やしつらえの説明、正客の相手をしたりします。)


客前でお点前をする人


席全体を見て裏方に指示を出す人


お運び(お茶やお菓子を運ぶ人)


お茶をたてる人


お菓子を準備する人


お茶碗を洗う人


そのすべてを統括する人



それぞれの役割に複数人構えています。



当日の会場準備を含めるとさらに大勢で準備することになりますね。





今回はそのなかでお運びとしてお手伝いしてきました。


国宝でのお茶会は古建築という場の風情と、


国宝という偉大な建物という緊張感が相まって、何か感慨深いものがありました。。



床のしつらえ
















床のしつらえ2

























手前道具
























ただ、お運びは立ったり座ったりする動作を何回もするので


昨日からふとももが筋肉痛で歩きにくいです(^^ゞ





2014年4月2日水曜日

家づくり学校修学旅行



先月末


家づくり学校の修学旅行に参加してきました。


総勢30人で加賀、金沢の歴史的建造物を中心に見学してきました。



隣県とはいえ、微妙に建築形態が違うものですね。


 
加賀橋立北前船資料館

 




北前船資料館のワクノウチ(?)




加賀橋立歴史的建造物保存地区の街並み
笏谷石(しゃくたにいし)の石塀


蔵六園

2014年4月1日火曜日

タイル



今日でついに消費税率が8%になりました。


しかし再来年あたりに10%になるとか。。。。



10%と言えばほぼ設計監理料と同額ですが。。。。





さて、今工事中の改修工事現場では



ラストスパ-トに向けて仕上げ工事が行われています。



その中で今回は少し面白いタイルを使用したので紹介します。



平田タイルの「ダイアゴナル」シリーズです。



普通、タイルを貼る時はタイル一枚一枚の間を目地で埋めていくのですが



その目地をタイルの模様として意匠的に使っているのがこのタイルの特徴です。



選ぶ目地の色で空間に応じてアレンジできます。



イタリア製のデザインタイルなので少々高価ですが、ポイント使いには良いと思います。



今回は構造上どうしても抜けない柱の化粧として同タイルを使用しました。







化粧柱側面にタイルを貼ります。















 

 
 


タイル全面にカラー目地を塗ります。
今回はワインレッド色を塗りました。






















全体をふき取ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2014年3月11日火曜日

木材利用ポイント



また寒くなってきました。



今日の午前中、富山県建築士事務所協会へ



去年の業務報告書を届けにいってきました。



提出したときに「木材利用ポイント」という広告が目に入り



ちょっと調べてみました。



木造住宅を建てた人で、国産材を利用した場合、



最大で30万ポイントがいただけ、商品交換や即時交換ができるみたいですね。


詳しくはこちら>>http://mokuzai-points.jp/



期限がきめっられ得ているようなので、お早めに。


2014年2月14日金曜日

一級建築士定期講習



先週のこと



一級建築士の定期講習会に行ってきました。




今回で2回目の講習ですが、前回とは違って建築構造の基本的なことから




建築士の社会的役割、契約や訴訟のことが中心でした。




前回は建築士のモラル的なことでしたが。




特に記憶に残っているのが、



途中のコラムで仙田満氏の言葉で、



建築士としての3つの役割です。


・環境価値創造者としての役割

・次世代生育環境創造者としての役割

・安全環境創造者としての役割


です。




一級建築士は永久資格ではないというのが信条でして



定期講習などなくても日々研鑚するのが義務だとは思うのですが




たぶんそれでは努力の方向が偏ってしまうので行かないという訳にもいきませんね(^^ゞ












2014年2月10日月曜日

家づくり学校最終発表


昨日、4年間通い続けた


東京の家づくり学校に行ってきました。



家づくり学校は


東京のNPO法人 家づくりの会 が主催の


住宅設計を志す人向けの学校です。



独立してから、さらなるレベルアップのためにと通い続けて4年


仕事をしながらの課題提出も大変でしたが、


著名な建築家との交流もあり、かけがえのない経験をしました。



その集大成となる設計発表を僕自身が行ってきたのです。


場所はF.L.ライト設計の明日館!


こんな素晴らしい場所で授業を受け、成果発表をし、卒業していくのです。


1年生は明日館タリアセンでの座学講座

2年生は建築生産現場をまわる見学講義

3年生は実習講義

4年生は建築家の指導のもと、ひとつの住宅を設計する

という内容です。



月1回の講義ですが、頑張って通い続けました。


そして昨日は4年生の最終発表、つまり卒業発表を行ってきたのです。


12人の建築家を目の前に

自分の考えた住宅を発表してきました。


結果、残念ながら入賞というわけにはいきませんでしたが、


本当に貴重なかけがえのない体験をしました。


お世話になった先生方、関係者の方には感謝の気持ちでいっぱいです。



これからも日々精進していこうと思います。








2014年1月27日月曜日

購入しました!



おはようございます。



昨日とは打って変わって寒い朝となりました。



先週のこと



注文していた本が3冊とどきました。



ちょっと値が張りましたが



これも自分への先行投資、デザインの参考にと思って購入しました。





雑誌ばかりではなく、こういった名のある方々の作品集をみる方がいい勉強になると思います。




↓上;ジェフリー・バワ 中;ルイス・バラガン 下;スタジオ・ムンバイ です。


























2014年1月22日水曜日

野菜菓子




19日に東京へ行った際、



建築見学を兼ねていってきたのが



川口通正先生設計の”麻布野菜菓子”



元々住宅の車庫だった部分を店舗に改装されたのだそうです。



天井がとても低かったのはその為でした。



購入した野菜最中です↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パッケージのデザインも上品です。
 
 
 
 
それもそのはず、オーナーさんはデザイナーとしても活躍されてらっしゃるそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最中種と餡が別々にパッケージされていて、
 
 
挟んで食べるというもの。
 
 
 
最中と乾燥野菜の違う触感が楽しめ、
 
 
餡は甘すぎず、上品なお味でたいへんおいしゅうございました^^v
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2014年1月20日月曜日

家づくり学校



今日は大寒



朝からとても寒いですね。



さて、昨日東京にて家づくり学校に参加してきました。



去年6月から月一回のペースで



東京の建築家川口通正先生に教わってきましたが、



早いもので8か月が過ぎ、とうとう最終講義になってしまいました。



毎回提出する課題と仕事の両立が大変でしたが、



夜遅くまで頑張った甲斐があったとおもいます。



毎回、川口先生の秘蔵のコレクションを見せていただけるのですが、



 ↓ これ、何だかわかりますか?
























左下から、網戸用銅製ネット、樋受金物、樋受金物、銅板で製作した樋、

ガルバ製竪樋、銅板製軒樋、塩ビ製軒樋アンコウ



全て住宅や建築物には欠かせないアイテムです。



樋と言っても素材の種類から形に至るまで様々あります。



そういった細かなひとつひとつを疎かにせず、慎重に選択していくことが


良い建物を生むんだなぁ。。。と毎回実感しております。


2014年1月14日火曜日

お茶会


年が明けて益々寒くなりました。



年々寒さに対して弱くなった気もします。。。(^^ゞ



そんな時は住宅の暖房について考えることが多くなります。



断熱性能、暖房システム、結露対策。。。など



さて、



先日、社中の初釜(新年の初めに行うお茶会のことです)に参加してきました。




濃茶、薄茶、懐石までのお茶会というものに出席したのは今回が初めてで




おおまかに



待合→席入り→濃茶→中入り→薄茶→懐石



という流れでした。



何をどうすればよいかさっぱりわかりませんでしたが



参加しているのが社中の方々ということで



しどろもどろ、まわりをきょろきょろしながら何とか無事(?)終えることができました(^^ゞ



懐石のお料理も素晴らしいものでしたが、



正直なところ薄茶が終わってからは



足が痺れてお茶会どころではなかったのが本音です><;



呈茶の席では、照明も消し、自然光での席はなんとも言えない風情でした。







2014年1月6日月曜日

新年のご挨拶


新年あけましておめでとうございます。



本日より心新たに2014年の仕事始めになります。



昨年春からブログの更新が滞っておりましたが (^^ゞ




今年は頑張って頻繁に更新していこうと思いますので




どうか本年もよろしくお願い申し上げます m(_ _)m