2014年11月28日金曜日

ヘリテージマネージャー講習会 vol2




今年も残すところ約1か月となりました。



先月行われたヘリテージマネージャー講習会の報告です。



今回は富山の民家建築というテーマで、



富山の民家を個人で研究されている佐伯安一さんに講義をいただきました。



民家といっても、その形態から様々な型がよみとれます。



間取りや屋根の形など、地域の習慣や気候条件がその形態に反映されています。



近代建築の有名な建築家、ルイス=サリヴァンの言葉で、



私も好きな言葉ですが、



「形態は機能にしたがう。」



まさにそのことが表れているのが民家です。




間取りでは特に座敷の形態に地域の色があらわれているそうで、



仏事のときにどのようにお坊さんや家主が並ぶのかということが反映されているそうです。



共通しているのが、寝室などの個室が奥に構えていることでした。




屋根の形態には、入母屋屋根がほとんどですが、入母屋屋根の角度は呉東と呉西で



違っており、特に氷見では能登の特徴が色濃く反映されているそうです。




砺波地方は独自の形態があって、砺波だけに寄棟屋根があったそうです。



その理由として田園風景があるそうです。



田園地区は、その名の通り建物の周りが田になっているので



風を遮る建物が少なく、自分たちの住まいが直接風にさらされるので、



風の力を受け流すように妻壁をなくした結果にできあがった形態のようです。




まさに先人の知恵というか、歴史に学ぶのはとても勉強になります。




文化財保護の修復・保護の概要講義の様子。

2014年11月17日月曜日

ヘリテージマネージャー講習会



いよいよ寒くなってきましたね。



冬の到来も間近といったところです。



私は先月から、ヘリテージマネージャー講習会に参加しています。



ヘリテージマネージャーとは、



「地域に眠る歴史的な文化遺産を発見し、



保存し、活用し、地域づくりに活かす能力を持った人材」のことです。




歴史的な文化遺産とは、国指定や県指定の重要文化財などのことで



今回の講習では主に建築物を取り扱って講義をうけています。



地域に眠る文化遺産なので、歴史的に重要でも文化財として指定されていないものの発掘


も含まれています。



建築業界の方々であれば真っ先に頭をよぎるのが建築基準法との兼ね合いだろうと思います。




実際、基準法で適用除外されているものは国指定文化財に限られるらしいのです。



でも、地域にはたくさんの歴史的に価値のある建物がまだ残っています。



条例や、設計手法などをたくさん学んで、



真剣に取り組んで価値ある建物の保存に役立てようと思っています。




開会式の様子です。
高岡市長からも激励のお言葉をいただきました。