ようやく涼しくなり、日が落ちるのも早くなってきた今日この頃。
昨日、嫁さんから聞いた話ですが、
現在知り合いが規格型の住宅を建築中らしいのですが
設計の時にいくつか希望を伝えても
「できません。」
の一点張りだったそうです。
何を希望されてそうなったのかは聞いていないので、
詳しくは何とも言えないのですが
結局その方が家づくりに参加できたのは
壁紙の色や外装の色を決める時だけだったそうです。
その話を聞いた私は悲しくなりました。
規格住宅だからしょうがないと言えなくもないですが、
一生に一度のイベントにそれだけしか参加できないのは少し悲しいです。
ざっくり言って家のコストは
坪単価 × 坪数(延べ面積)
で考えられます。( 単純にはいきませんが^^; )
坪単価は簡単に言えば使う素材のグレードや設えの細かさなどに比例しますが、
多少設えが細かくなったとしても
コストに大きな影響があったことはありません。
たとえば壁に飾り棚のニッチがほしいとか、
クローゼットの棚を一段増やしたいなど。
坪単価を抑えれば、その分大きな住宅を得られますが、
総予算の中で、何が必要で何が不要か整理できれば
でできる限り予算に近づけることも可能なはずです。
まぁ、そのあたりの打ち合わせにかかる人件費までも削ったのが
規格住宅と言えなくもないですが。
家づくりという言葉は、単に家を建てるということのみを指しているのではありません。
その過程で悩んだり、楽しんだり、夫婦で話し合ったりなど、
実際に形になるまでの時間すべてが家づくりというふうに思っています。
そういえば所員時代の恩師に
「生む苦しみをたくさん味わいなさい。」
と言われたことを思い出しました。^^;
その苦しみを味わった分だけ、満足が生まれるのかもしれません。^^;
建主さんにそんなことを言うと、
「お金を出して苦しむのか?!」
とお叱りを受けるかもしれませんね。^^;
とにかく、せっかくの家づくりですから、
建主さんには思う存分楽しんでいただきたいと思っています。
過去に一度、建主さんに
「松本さんって、楽しそうに仕事しますね~。」
と言われた経験があります。^^;
一番楽しんでいるのは私かもしれませんね。。。^^;
すみません。^^;
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