9月になり、過ごしやすくなりました。
事務所の本棚を整理していたところ、
以前読んだ本の背表紙が目に付いたのでご紹介します。
南 雄三 氏著 「断熱・気密のすべて」
書籍についてはこちら >> 南 雄三著 「断熱・気密のすべて」 (amazonサイトに飛びます)
という書籍です。
過去に著者の講演会にも参加した経験がありますが、
本の内容と同じでとても朗らかな方でした。
さて、肝心の内容ですが、
断熱や気密はもちろん、結露や換気計画など、
おそらく建築士の方々ならすでに勉強済の知識ではないかと思いますが、
一般の方にもとてもわかりやすく書いてあります。
特にこれからの住宅の考え方は
私も著者の考え方には賛同する部分もあります。
特に、
断熱・気密を充実させながら、自然環境を享受できるパッシヴデザインを追求している。
という部分です。
断熱・気密を充実させるということは、
高断熱・高気密住宅を推奨しているということではありません。
しかし、私は断熱と気密は切っても切れない関係にあると考えています。
ただしそれは空間としての断熱・気密ではなく、
壁本体の性能としての断熱・気密という意味です。
科学的に言うと、断熱材の中に風が通ると断熱性能が損なわれるので、
壁内は気密化が良いと考えています。
そして空間(部屋)の窓は、
風を取り入れ、季節を享受できるように開けたり閉めたりすればよいと思っています。
自然風で得られる涼しさやすがすがしさの快適性は、
エアコンで得られる涼しさでは味わえません。
自然風のほうが気持ち良いので、
私は車を運転するときはほとんどエアコンをかけずに、
窓を開けて自然風のみで運転しています。
信号待ちの時は灼熱地獄ですが。。。^^;
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