住まいにおいて仕事や趣味、勉強、パソコン作業など、多様な使い方ができるワークスペース。
コロナ禍で在宅勤務が推進され、住まいの中でも快適に仕事ができる環境をもとめる人も多いはずです。
今回は、住まいの中で快適なワークスペースをつくる方法を5つ紹介します。
1.外とつなぐ
ワークスペースには、使用目的によって「閉じるタイプ」と「開くタイプ」があります。
リラックスした雰囲気での読書や多目的に使いたい時には、開くワークスペースが最適です。
逆に閉じたワークスペースは、集中が必要な読書や勉強に向いています。
閉じる場合でも、四面が壁や本棚で囲まれていては、さすがに息が詰まります。
少なくてもひとつくらいは大きめの窓を設けて、できれば窓の向こうには素敵な景色や自宅のお庭、場合によってはお隣さんのお庭を拝借。
というテクニックも使って、作業にメリハリの出る快適な空間を作りましょう。
大きく開けた切り抜き窓。 お隣さんのお庭を借景にしています。 |
2.廊下をつかう
廊下を部屋と部屋をつなぐ通路機能だけに使うのはもったいないと思いませんか?
廊下として解釈するのではなく、部屋の延長空間として解釈してみてはいかがでしょう・
例えば子供室で考えた場合、ワークスペースを取り込んで子供室の一部として組み込むことも可能です。
共用のワークスペースを勉強部屋に用いるのもアリ。 |
3.階段をつかう
上下の移動通路に使われる階段に、ワークスペースを設けてはいかがでしょう?
折り返し階段の踊り場の奥行きを、階段巾より深めにしてカウンターを設ければ、ちょっとしたスペースも便利なワークスペースに早変わりです。
階段の踏み段と上手にデザインして、本棚も設けましょう。
階段踊り場を書斎にした例 踏み段に合わせて本棚を造ることも可能です。 |
リビングと繋がる階段を使ってデザインすれば、程よい距離間のワークスペースが出来上がります。
4.吹抜けとつなぐ
廊下を使う事例の発展形です。
2階に設ける場合は、1階の吹抜けに面してプランニングすると良いでしょう。
特にリビングの吹抜けとは相性抜群です!
家族の気配も感じながら、孤立することなく程よい距離間を持った空間になります。
5.椅子にこだわる
日本人は床座の文化と言われますが、ワークスペースでは椅子を使うことが殆どです。
椅子には数々の著名なデザイナーによる「名作」と呼ばれる椅子があります。
少々値が張りますが、住まいのインテリアに合わせてお気に入りの一脚をもとめてみてはいかがでしょうか?
選ぶ基準は人それぞれですが、長く座ることがないようならスタッキングチェアはアクティブに使えます。
長時間座る場合には、肘掛けがあり、背中を包み込むような背もたれや座面が軟らかくしっかりしたものが良いでしょう。
ちなみに私は、カリモクの肘掛椅子WU5300を使っています。
ワークスペースにも使えそうな「名作」と呼ばれる椅子を少しだけ紹介します。
- チャスカチェア(マルセル=ブロイヤー)
- S33(マルト=スタム)
- スーパーレジェーラ(ジオ=ポンティ)
- セブンチェア(アルネ=ヤコブセン)
- ヒロシマ(深沢直人)
- Yチェア(ハンス=J=ウェグナー)
- イームズシェルサイドチェア(チャールズ&レイ=イームズ)
- PP503(ハンス=J=ウェグナー)
まとめ
全体のプランニングにも影響されますが、ライフスタイルにあった、美しく快適で、自分らしいワークスペースを手に入れましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!!(^o^)/
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