現場監理のお仕事紹介(施工図チェック)

2015年4月15日水曜日

建築、現場レポート 施工図チェック

t f B! P L



すっかり更新が滞っておりました。



現場のペースが落ち着いているのもありますが、



一番の理由はコレです ↓

IT時代とはいえ、いまだに平行定規は手放せません。




















施工図チェックです。



施工図とは、設計図に基づいて工事の人が



「こういうふうに工事しますよ。」



という意図を設計者側に伝える図面です。



今チェックしているのはANNEX01とは別の件で、



壁式コンクリート造の便所の構造体部分の図面です。



壁の厚さ、壁の位置、窓の位置などなど、確認することは山ほどあります。



実際に工事の人が書いてくる図面は構造体部分のみなのですが、



そこから換気扇の穴の位置や照明器具の取り付ける位置、便器の位置やタイルの割り付け。。。



完成の姿を想像しながら、どうやったら各機器が見た目として整然ときれいに配置できるか、



こと細かくチェックし、必要があれば設計を変更してまでも指示をしたりします。



意外にもこの作業が結構時間がかかって大変で、こっちを立てればあちらが立たず。。。



両方をちゃんと成立させるにはどうすれば良いかと行ったり来たり思考をめぐらします。



図面チェックしている間も現場が進んでいるので時間との闘いもあります。



これも監理の仕事の一部ですが、楽しくもあり苦しい瞬間でもあります。



個人的なこだわりですが、施工図チェックは必ず手書き図面を現場の人に渡すようにしてます。
(元図はCAD図面ですが。)



理由は、ちょっとでも自分の力の入れ方や意気込みが伝わるといいなぁなんて



淡い期待を現場の人によせているからです。




さて、この図面を持って現場監督さんと打ち合わせに行っています。




施工図を介したやり取りが質の高いものを造っていくコツだなぁなんていつも思います。



施工図はこれだけでなく、ほかの部位もまだまだあります。



ふぅ。。。。。^^;







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マツモトケイスケ一級建築士事務所



プロフィール

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高岡市新成町3-43, 富山県, Japan
建主より楽しんで家づくりをする建築家です。 建物の設計監理を生業にして25年、独立して12年目になります。 新築のみでなく増改築も承っております。 住宅やオフィス、自動車修理工場、その他工場など幅広く仕事をさせていただいています。

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