日本建築学会富山大会

2010年9月13日月曜日

バリアフリー、温熱環境、血圧変動 設計、講習、建築

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昨日9月12日




日本建築学会富山大会のひとつとして行われた




住まいづくり市民セミナーに参加してきました。




市民セミナーとは言え、




聞きに来られていたほとんどの人が専門家の方々だったような。。。






基調講演をいただいたマリ・クリスティーヌさんは




幼いころから海外の色々な国で生活されていた経験から




タイでの生活は虫との戦いが印象に残っているとか




中東での生活は床の大理石が冷たくて心地よかったとか




古い日本家屋を購入にて生活している様子を




楽しい体験談を交えてお話くださいました。




改めて住まいづくりは




その場所での生活が形になってあらわれるものだなあと感じました。






第2部のシンポジウムでは




プロの建築家の方々が一般の人向けに住まいづくりのツボを




教えてくださいました。




一応、自分もプロのつもりなので




今更という感じはありましたが




自分たちが住む富山県




持ち家率全国1位とかいくつかの全国1位がありますが




なんと。。。




溺死件数全国1位なんですって。。。。






確かに富山には7つの主たる河川があり。。。




でもそれだけが原因ではありません。




統計を見ると、富山、石川、福井と北陸がTOP5にいます。




講師の先生も言っておられましたが




おそらく浴室での溺死が結構多いのではないでしょうか。




浴室での溺死の原因は




暖かい居室から、寒い脱衣室・浴室、そして熱い浴槽へ




極端に変わる温度変化による脳血管疾患、心臓疾患が




原因だと言われています。




たしかに富山の古い民家は断熱性能がよくありません。




逆に北海道などの寒い地域では昔から断熱の意識が高く




溺死件数も下位に位置しています。




高齢化社会へ向けて




段差を解消したバリアフリー住宅はもちろんですが




温熱環境のバリアフリーも考えなくてはいけませんね。






























シンポジウムの様子。。。

プロフィール

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高岡市新成町3-43, 富山県, Japan
建主より楽しんで家づくりをする建築家です。 建物の設計監理を生業にして25年、独立して12年目になります。 新築のみでなく増改築も承っております。 住宅やオフィス、自動車修理工場、その他工場など幅広く仕事をさせていただいています。

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