公私限らず、いろんなことを綴っていきたいと思っています。
さて、早速。。。
9月1日に、とやま県産材アドバイザー養成講座に行ってきました。
全3回の講習で、昨日は第1回目の座学講習でした。
森林が環境に与えている影響、富山県産の材木の特性についての講義でした。
皆さんもよくご存知のことかと思いますが、
ちょっとその影響についておさらいします。('-^*)/
①生物多様性機能・・・・遺伝子・生物種・生態系
②地球環境保全機能・・・・地球温暖化の緩和・地球気候システムの安定化・酸素の供給
③土砂災害防止・土壌保全機能・・・・表面侵食防止・表面崩壊防止・土壌流出防止・土壌保全
④水源かん養機能・・・・洪水緩和・水資源貯留・水量調節・水質浄化
⑤快適環境形成機能・・・・気候緩和・大気浄化
⑥保健・レクリエーション機能・・・・療養(森林セラピー)・保養・レクリエーション
⑦文化機能・・・・景観、風致・学習、教育・芸術、宗教、祭礼・地域の風土形成
⑧物質生産機能・・・・木材・食料、飼料、肥料・薬品その他の工業原料・緑化資材、観賞植物
改めて見てみると、なるほど。。。って感じです。
続いて、富山県産の木材についてです。
富山県の森林は、富山県全体面積の約67%を占めています。
その中で最も多い樹種がタテヤマスギで79%、次いでボカスギの14%だそうです。
『富山県産の木材は品質が良くない。』
ということを自分たち建築の専門家の人から聞くことがありますが。。。
今回講義をしてくださった富山県農林水産総合技術センター木材研究所の中谷さんの話では
様々な試験の結果、強度的にはまったく問題ないとのこと。
自分も過去に一度
県産の木材を使用した現場を見ましたが、
『節が多いな。。。』
というのが第一印象でした。
もちろん、「節が多い=強度が弱い」というふうには必ずしも当てはまらないのですが、
意匠的に使えない場所も出てくると思います。
話は変わりますが、日本の木材自給率ってどのくらいかご存知でしょうか?
食料自給率よりも低いです。
日本の木材自給率は、約18%程度と言われています。
低いですよね。。。
日本の木材自給率が低い原因として、外国材のほうが安かった、林業の衰退などがあります。
しかし、現在は外国材よりも国産材のほうが安いと聞きます。
森林を管理しているのが、林業の方々達です。
管理をしないと森林は育っていきません。
ということは、先に書いた森林の役割が損なわれてしまうのです。
人事じゃないですよね。。。
そう思ったのが、今回の講習に参加したきっかけでした。
次回は現地研修なので、楽しみです。
講習の様子。。。
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