オフィスは生産性を求める空間であることは間違いありませんが、生産性を高める手法や考え方は、ここ数年で大きく変化しています!!
そもそも『はたらく』とはどういうことなのか。
コロナ禍の中で、『リモート』の流れが『はたらく』という意味を大きく変化させたように思います。
この記事を見れば、これからの『オフィス』ということ以上に、『はたらく』ということが、どう変わっていくのかを知ることができます。
先ずは、これまでのオフィスが、どう変化したか。その変遷を行きます。
ワークプレイス1.0(作業空間)
オフィスは単に作業をする場所、ただ黙々と作業をして生産のみを目的とした場所です。
作業をする人はロボットのようです。
ワークプレイス2.0(協働空間)
今でも見られる島状に配置された専用デスクで、「作業空間」の時よりは、社員同士のコミュニケーションが図られるようになりました。
ワークプレイス3.0(クリエイティブオフィス)
ここ近年、特にクリエイティブ性が求められる業種に多くみられるようになったオフィス形態です。
IT企業や、コワーキングスペースにこの様な形態が見られます。
特徴としては、より社員同士の自由なコミュニケーションを促進させる目的で、フリーアドレスデスクを採用したり、オフィス空間の中央にカフェスペースを設て、社員相互を刺激しながら生産性をより高めることを目的としています。
クリエイティブオフィスについての詳細は、「ニューオフィス推進協会」にレポートが記されています。
⇒クリエイティブ・オフィス | 一般社団法人ニューオフィス推進協会 (nopa.or.jp)
ワークプレイス4.0(企業ごとのワークデザイン)
形態はクリエイティブオフィスとほぼ同じですが、コロナ禍によって、リモート化やフレックス制が促進され、個々の『はたらき方』が見直されることになり、よりオフィスの存在意義が問われることになりました。
多様性を受け入れる
ワークプレイス4.0で見られるように、より個々の働き方が重要視されるようになり、多様な働き方が受け入れられるようなオフィスが企業に求められるようになっています。
私が会社員の時には考えられなかった副業も認める企業も増え、益々企業に属する意義が薄れてくるようになりました。
では、『企業で働く』とは、個人にとって何を意味するのでしょうか?
オフィスに求められること
株式会社OKANによる、全国の20~50代の働く男女3,760名を対象に実施した「Withコロナで変化する”働くこと”に関する調査」の中で、仕事をするうえで、『オフィスに必要である』と思う環境ベスト5によると、
1位;メンバーと気軽なコミュニケーション(雑談)ができる環境【66.1%】
2位;メンバーと短い会話や質問などをしながら業務ができる環境【59.1%】
3位;個人で業務に集中できる環境【57.7%】
4位;少人数で共同の作業ができる環境【56.4%】
5位;アイデア出し、ブレストがしやすい環境【53.6%】
ここから読み取れるのは、
- リモート化が進んでも、仲間同士のコミュニケーションは必要。
- 仲間との会話も必要だが、一人でも集中できるフレキシブルな場所が必要。
- リモートでは不可能なインタラクティブなコミュニケーションが必要。
以上3つです。
要するに、メンバーとの意識共有は、どんな状況にあっても外すことはできないということです。
意識を共有するとは
企業にとって、共有するべき意識とは何なのでしょうか?
企業理念、ビジョンが当てはまります。
最近はそれらのことを”文化(カルチャー)”と呼ぶ人もいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまで『オフィス』という”空間”を表す言語から、『ワークプレイス』という”場所”を表す言葉を積極的に用いてきました。
『はたらく』こと = 『文化(カルチャー)の共有』としたならば、企業は『カルチャープレイス』と言い換えることができます。
つまり、これからの企業は、一体感を醸成し、文化(カルチャー)を大切にすることが求められると言えますね。
最後までご覧いただきありがとうございました!!(^o^)/
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