今回は富山県での記録です。
富山市新庄町にある国登録有形文化財『金岡邸』です。
正面母屋の外観 深い軒がとても美しいラインを出しています。 |
『富山の薬売り』は全国でも有名だと思いますが、
この金岡邸には300年にも及ぶ富山売薬業の歴史が展示されています。
中庭から見たところ |
このころの薬種業者たちは資本家としても力があったそうで
中でも金岡家は、歴代薬種商時代の資本を元に
水力発電所や電鉄の工事を完成させたり。。。。
などなど、富山県の経済界に力強い足跡と業績を残しています。
内部のダイナミックな梁組です |
上の写真の梁組は
窓からの光が差してくるととても力強い存在感を表します。
そして圧巻なのが下の写真ですが
座敷縁側 |
多雪地域の富山の中
なんと木造で6間半も飛ばすなんて!
しかも梁が細い!!
どのようにしてこの形を今まで保ってきたかは
まだまだ未熟な自分にはわかりませんが
座敷→縁側→庭へと続く視線に柱は邪魔と先人は考えたのでしょうね。
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