1月19日公開のNewsPicksの番組『WEEKLY_OCHIAI』にて。
”「脱炭素」のリアルについて ” というテーマで、
落合陽一さんと、国立環境研究所の江守正多さんとの対談を見ました。
落合陽一さんと、国立環境研究所の江守正多さんとの対談を見ました。
昭和生まれの私にとっては、地球温暖化問題が世間で騒がれるようになったころ、「本当に二酸化炭素が悪者なのか?」と懐疑的な立場でしたが、令和になり、正しいか正しくないか考えるより、脱炭素に向けて確実に社会が変化していると感じるようになりました。
JCCCA『2100年までの世界平均気温の変化予測』より |
⇒【20分でわかる!温暖化のホント】地球温暖化のリアル圧縮版① - YouTube
最悪のシナリオである世界平均気温+5.7℃上昇は何としても避けなければなりません!!
現在世界各国で宣言されている目標を達成すれば、SSP1-2.6で示す通り、持続可能な発展の下で気温上昇を2℃未満に抑えるシナリオが可能なのだそうです。
そもそも建築界では20年前から既に脱炭素に向けての施策として建物の省エネ化が始まっていました。
今やZEHやZEBなど、再生エネルギー導入によるゼロエネルギー建築が当たり前になりつつありますし、国もZEHやZEBに向けて助成金を出して推し進めています。
COP26では、石炭からグリーン電力への移行声明もされており、益々脱炭素化が加速することは間違いありません。
しかしながら、我々建築家が生み出す建物のみが省エネ化されれば脱炭素化への取り組みになるのかというと、それはちょっと違うのではないかと、この放送を見て思いました。
例えばコロナ化で加速した業務のリモート化。
幸い私の業務の大半がオフィスワークなので、リモート化しやすい業態ではあります。
地方では欠かせない自動車での通勤によるガソリン消費は、リモート化でかなり減らせると思います。
コロナは脱炭素に向けて、前向きに考えるチャンスです。
当然ながら課題もありますが、私の単純な頭で思いつくのは、
・パソコンなどの備品の所有権に関すること。
・メールやインターネット使用に関するプロバイダー契約に関すること。
・電話料金に関すること。
・水道光熱費に関すること。
・図面印刷に関すること。
・CADソフト契約に関すること。
・家賃(オフィススペース利用料)に関すること。
思いつくだけでもこれだけあります。
でも、やってやれない事ではないとも思えます。
『成長しながら脱炭素』というのも、案外簡単にできるのかもしれません。
JCCCA『国別一人当たりの二酸化炭素排出量』より |
最後に、番組中の落合さんの一言で、グッとくる言葉があったのでご紹介します。
「モノを産み出すときに、消費を推し進めるような商品開発はよろしくない。
例えば、パソコンの買い替えのライフサイクルを推し進めるやり方。
要するに、処理が重いOSを敢えて作り出して、利便性の名のもとに高性能なパソコンへの買い替えを促進するやり方。」
「強制的に廃棄させて、エネルギーを使っている状態にさせている企業にはペナルティを与えるべきだ。」
全くその通りです!!!
流石時の人は言うことが違うなと思いました!!
『脱炭素』=『持続可能な経済』≠『脱成長』だと思います!!!!
最後までご覧いただきありがとうございました!!(^o^)/
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